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脳神経外科

診療科の特色

医師

 当院の脳神経外科では、脳血管障害(脳卒中)をはじめとする脳疾患に加えて、首や腰などの脊椎脊髄疾患に対しても、積極的に治療を行っております。
 脳卒中は、近年の食生活の欧米化や、運動不足などに伴い、増加しております。一方で、脳ドックも盛んに行われるようになっているため、脳卒中を発症する前に、予防的に治療を行うチャンスも多くなってきています。当院でも、脳卒中で搬送される患者さまのみならず、予防的な観点からも、手術を含む治療を提供しています。
 脊椎脊髄疾患も、ロコモティブシンドローム(運動器の障害により介護が必要となる状態)の原因疾患の一つとして、これまで以上に注目されている領域です。薬やリハビリだけでは改善が得られない状態の患者さんや、症状が進行する患者さんに対しては、積極的に外科的治療をお勧めしています。

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診療方針

 脳神経外科の病気というと、とかく複雑で理解しにくいと思われているのではないでしょうか?まずは、患者さんに病気のことを理解して頂くことが、最も大事なことだと考えます。その上で、医療者と患者さんが協力して治療を進めていくことが、最良の結果を生み出すことにつながります。
 患者さんが、外来を受診されてから、入院、手術、退院となる流れの中には、様々なスタッフが関わっています。医師、看護師、リハビリ訓練士、薬剤師、検査技師、ソーシャルワーカーなどが、普段から情報を共有しながら、様々な場面で、適切な説明を行い、ご理解を頂いた上で、治療やケアを行っております。
 また、地域の中核病院として、近隣の開業医の先生方ともコミュニケーションを取りながら、健やかに過ごせる地域社会を構築するべく努力をしております。

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得意とする診療

脳血管障害(脳卒中)の急性期治療

 脳卒中の中には、脳出血、脳梗塞、クモ膜下出血が含まれます。これらの病気は、時に致死的となることもあり、適切なタイミングで診断、そして治療を行わなければなりません。救急車で搬送される患者さんに対応できるよう、24時間態勢で診療を行っております。
 脳卒中の中には、緊急で手術を要する疾患も多く含まれます。最近では、カテーテル治療と呼ばれる、より負担の少ない手術も積極的に行われるようになっております。当院では、このようなカテーテル治療(脳血管内手術)のトレーニングを国内外で行っている医師が常駐しており、安全に治療をお受け頂くことができます。

脳血管障害の予防的治療

 内頸動脈狭窄症と呼ばれる、脳を栄養する血管の動脈硬化による狭まりは、放置することにより、重症の脳梗塞の原因となります。特に、高血圧や糖尿病、高脂血症といった、生活習慣病をお持ちの方、長期間にわたる喫煙の習慣のある方は、動脈硬化をきたしやすい状況にあります。脳ドックや、クリニックでの頸動脈の超音波検査などで、内頸動脈狭窄症を指摘された患者さんに対して、脳梗塞を予防する目的で、手術を行う場合があります。カテーテルによるステント治療のみならず、内膜剥離術という狭まりの原因となっている“プラーク”を取り除く治療も、積極的に行っております。
 また、未破裂脳動脈瘤と呼ばれる、クモ膜下出血の原因となりうる病気に対しても、予防的に手術を行っています。クモ膜下出血は、発症すると3割近い患者さんが命を落としてしまう、非常に怖い病気です。このため、破裂する可能性が高いと予測される動脈瘤に対しては、精密検査を行い、安全に治療が行えると判断した場合は、積極的に治療をお勧めしています。治療の方法は、動脈瘤の大きさや、場所により、カテーテル治療ないしは開頭による治療を行っています。

脊椎脊髄疾患

 脊椎は体の支柱となり体を支えていると同時に、脊椎の中に入っている脊髄を保護しています。脊髄は脳と同じくらい大切な神経組織です。したがって、脊椎脊髄疾患を治療するには運動器である脊椎と神経組織である脊髄の両方を扱う必要があります。当科では脊髄の中にできる髄内腫瘍から脊椎の固定を必要とする手術まで幅広く対応しております。

脊髄空洞症

 脊髄空洞症とは、様々な疾患が原因となり脊髄の中に水が溜まり、脊髄が「ちくわ」のような形になってしまう病気です。日本では10万人に数人と稀な病気であるため、専門としている脳外科医があまりおりませんが、当院には脊髄空洞症の治療経験が豊富な医師が常駐しております。専門外来も設けておりますので脊髄空洞症と診断された方はご相談ください。

脊椎圧迫骨折

 脊椎の圧迫骨折は、高齢化社会において、様々な問題を引き起こす病気です。多くは、骨粗鬆症と呼ばれる、骨の密度が低下することが原因となり、ちょっとした転倒などを契機に発症します。腰痛が主な症状ですが、高度な腰痛のために起き上がることが困難となってしまい、そのまま寝たきりとなってしまうことも、少なくありません。
 この痛みは、身体を動かす際などに、骨折した背骨が動くことにより、発生します。この背骨の動きを抑えるために、長期間の臥床安静やコルセットを巻いて、動かないようにする、というのが従来の治療法でした。しかし、近年BKP (Balloon Kyphoplasty) と呼ばれる、骨折している背骨にセメントを注入する方法を行うことで、速やかに腰痛を改善する手術が行われるようになってきました。これにより、患者さんを寝たきりの状態から開放して、生活の質を戻してあげることができます。
 BKPを行うためには、専用のトレーニングを受けるとともに、脊髄手術のスペシャリストが病院に常駐している必要があります。当院では、2人の医師が本手術に携わっており、さらに整形外科とも協力して治療を行っていきます。

脳腫瘍

 脳にできる腫瘍は様々な種類があります。良性のもの、悪性のもの、両方の性格を持つものなど多岐にわたります。まずは適切な診断を行うことが重要です。診断を行った上で、治療法を選択いたします。集学的治療と呼ばれる、放射線治療や抗癌剤治療などを要する可能性が高い状態であった場合には、関連施設と連携して、治療を行っております。

頭部外傷

 交通事故などで発生した重症頭部外傷から、軽症の頭部打撲まで様々な頭部外傷に対応いたします。救急隊の要請をできる限り応需し、緊急を要する患者さんに対しても適切に対応いたします。重傷頭部外傷後に高次脳機能障害と呼ばれる後遺症が近年注目されています。当院では、リハビリの専門のスタッフと協力して、可能な限り社会復帰出来るようにサポートしております。

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こんな症状取り扱います

  • 頭痛
  • めまい
  • 視野が欠ける、だぶって見える
  • 顔面のしびれ、麻痺、痛みや痙攣
  • 意識障害、けいれん(癲癇)
  • 手足の麻痺、しびれ、ふるえ
  • 歩行がふらつく
  • 頭部の外傷、腫瘤
  • 頑固な痛み
  • 記憶障害など認知症

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患者さまへ

 脳や脊髄などが病気になると重い症状がみられることが稀でありません。治療にあたっては病気を治すことはもとより、病気に伴って起こってくる心の問題など包括的に治療できるように努力いたします。また検査、治療を行う場合には十分にその内容を説明し、スタッフが一丸となって診療を行います。

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受付時間 830分~1100
休診日 土曜日、日曜日、祝日、年末年始
夜間・休日の救急診療を行っています。