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赤十字について

災害救護

 災害救護は、赤十字の使命に基づいた重要な活動のひとつであり、国の指摘公共機関としての大きな役割を担っています。地震や台風など自然災害、また大きな火災や航空機事故、列車事故などが発生したときの被災者救護のため、全国では医師・看護師・事務職員等からなる救護班を約500班(約7000人)を編成しています。
 災害が発生すると、当院でもただちに救護班を派遣し、被災現場や避難所での診察、こころのケア活動などを行います。

最近の救護活動


平成27年9月関東・東北豪雨による被害への災害派遣    日赤災害医療コーディネーター 松本 賢芳

 台風18号の豪雨により、鬼怒川が決壊し常総市の中心部が水害にみまわれました。また、市役所などの行政機能、病院などの医療機能が喪失し甚大な被害となりました。
 日本赤十字社は、9月10日から直ちに救護班を常総市に派遣しました。①避難所での救護所開設②基幹病院である医師会病院の病院支援③被災者や市職員に対する心のケア派遣。これらを3本柱に医療救護活動を行いました。
 私は日赤災害医療コーディネーターとして、常総市の日赤現地対策本部に派遣されました。業務は、本部の管理、県・市・保健所などの関係機関との連携、医療救護班や心のケア班の調節や支援を行いました。
 制度発足後、初めての日赤災害医療コーディネーターの活動となりました。今後は、この活動の経験を活かして来るべき大地震に対応すべく、災害医療体制の整備に努力していきます。


これまでの災害救護活動(2000年以降)
災害 派遣員
2000年 有珠山巡回診療 救護班1班派遣
2001~2004年 三宅島救護 救護班5班派遣
2000年 新島巡回診療 救護班1班派遣
2004年 新潟県中越地震 救護班5班派遣
2007年 新潟県中越沖地震 救護班1班派遣
2011年 東日本大震災  救護班15班派遣
評価班1班
2013年 伊豆大島台風26号災害 救護班2班
評価班2班
心のケア班1班
2015年 関東東北豪雨 日赤災害医療コーディネートチーム1班
2016年 熊本地震 日赤災害医療コーディネートチーム1班
救護班1班

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国際活動

当院は、日本赤十字社、日本赤十字東京都支部の要請により、紛争や災害、感染症で苦しむ人々を救うために、職員を現地に派遣し、国際活動を行っています。
国際活動は、紛争や災害で被害を受けた人々に緊急的な支援を行う国際救援と、災害等が起きたときの被害を少なくするための開発協力などを行っています。

最近の救護活動
日本赤十字社とウガンダ赤十字社による母子保健事業

妊産婦さんから出産状況聴取の様子 ボランティアの皆さんとミーティング

妊産婦さんから出産の状況聴取の様子

ボランティアの皆さんとミーティング

看護副部長 助産師 内木 美恵

日本赤十字社はウガンダ赤十字社と共に、2010年よりウガンダ北部において、継続的に母子保健事業を行っています。私は、母子保健の専門家として、評価のため定期的にウガンダに派遣されており、(これまで4回)、今年も11月18日~11月25日まで訪問しました。
ウガンダでは出生10万件に対して430人の妊産婦が死亡しており、アフリカの中でも高い値を示しています。(2008 UNDP統計による)また、北部は2008年までの20年間、反政府組織と政府軍が内戦状態にあり、住民の皆さんは避難民キャンプでの生活を余儀なくされていました。
反政府組織との和平合意の後は、荒れ果てた村に道路や学校、ヘルスセンターができるなど復興が進んでいます。しかしながら、妊産婦さんを取り巻く医療・衛生環境はまだまだ劣悪な状況です。
本事業では、出産の安全性を高めるために最低限必要な医療資材一式である“ママバック”の提供をしながら母子保健に関する知識普及活動を行っています。これまでに、約6,000人の妊婦さんに“ママバック”を配布し、医療者が立ち会える場所での出産を進めてきました。知識の普及活動では、ボランティア約80名の養成をし、地域でのミーティング、家庭訪問、加えてポスターとチラシの配布、ラジオ放送を実施しました。
事業を始めてから妊婦健診受診率が向上し、医療者立ち会いの分娩も増えました。しかし、まだまだ母子保健に関する知識の普及は不十分であり、若年出産、家庭内暴力などの問題があります。今後も妊産婦さんやお母さんの健康を守るため、本事業を継続していきたいと考えております。

ウガンダの文化「赤ちゃんを背負って移動するお母さん」

写真のお母さんは7人目の子どもの予防接種に来ました。日本で赤ちゃんをおんぶするときには、紐またはベビーラックの紐を肩にあて背負うようにし、肩で支えます。しかし、ウガンダでは、赤ちゃんを長方形の布でくるみ、腰に巻きつけ、腰で支えます。このようにして赤ちゃんを連れて歩く姿は、他のアフリカの国でも目にする光景です。
でも、背中にある黄色のたらいの様な物は、他の地域ではあまり見ません。初めて見た時には、何でできていて、どうして背負うのか不思議でした。実は、これはかぼちゃでできています。このかぼちゃは日本で食べる種類のものとは違い、ハロウィンの時のような大きくなる品種です。かぼちゃの中身をくりぬき乾燥させて作ります。用途は、水汲み、たらい、物入れ、そして赤ちゃんを背負った時の日よけです。私は“マルチかぼちゃたらい”と呼んでいます。この“マルチかぼちゃたらい”は、赤ちゃんの日よけとしては良くできており、お母さんにとっては、軽いので邪魔にならないのです。そして、赤ちゃんにとっては、中が暗くなり、涼しく、土埃も入らないのでぐっすり眠ることができます。日本では10Kmも歩いて移動することはあまりないのですが、ウガンダ北部では、移動手段は徒歩です。この“マルチかぼちゃたらい”はお母さんと赤ちゃんにはなくてならない物なのです。

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マルチかぼちゃたらいを開けると…、こんな感じに赤ちゃんの日よけになっています。 

これまでの国際活動(2000年以降)
派遣地 目的 派遣者
2003年 ケニア共和国 スーダン難民支援活動 看護師1名
2003年 イラク イラク紛争犠牲者医療支援調査 助産師1名
2004年 アフガニスタン アフガン紛争犠牲者医療支援 看護師1名
イラン・イスラム共和国 イラン南東部地震被災者医療救援 助産師1名
2005年 インドネシア共和国 スマトラ沖地震津波被災者救援 助産師1名
2013年 ウガンダ  母子健康事業 助産師1名 

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講習普及事業

当院では、みなさまが安全で健康な生活を営めるように、日本赤十字社東京都支部が行っている各種セミナー・講習会に講師を派遣しております。講師は当院のスタッフ又はこの地域在住の赤十字ボランティアです。

活動の紹介
救急法指導員、幼児安全法指導員 看護係長 友岡道子

救急法指導員、幼児安全法指導員 看護係長 友岡道子 

救急法指導員から一言

日本赤十字社の事業の一つに講習普及事業のうち、「救急法」と「幼児安全法」の指導員として活動しています。赤十字の看護師として病院や救護活動での経験を話し、参加者の方々の関心が深まるよう工夫しています。救急法は人工呼吸や心臓マッサージの印象が強いと思いますが、実践する機会に遭遇することは多くありません。私は、受講された方々が講習に参加された日から、病気やけがをしていそうな人を見かけた時に声を掛けて助けを求めるという行動をとれるようになっていただきたいと願い講習をすすめています。それは、「あらゆる状況下で人間の苦痛を予防し軽減する」という赤十字の基本原則である「人道」の普及であり、看護の心を伝えることにもつながると考えています。

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受付時間 830分~1100
休診日 土曜日、日曜日、祝日、年末年始
夜間・休日の救急診療を行っています。