目的:心不全の長期的な管理に必要な患者個々のデータ・症状をお薬手帳に記載することで、退院後のセルフ
モニタリングの一助とするとともに、かかりつけ薬局との情報共有に活用し、心不全増悪の予防・早期
発見をはかります。
院外での活用:入院時の症状は、当該患者における心不全増悪時の発現しやすい症状と考えられ、同様の症状が
ないかを確認することは心不全増悪の早期発見につながります。また、退院時の血圧・体重は、
当該患者における現状で望める最良の状態と考えることができ、データ推移の基準とすることが
出来ます。飲水制限は、塩分制限とならび心不全管理において大事な管理項目です。制限指示が
ある場合はかかりつけ薬局においても管理状況の確認、声かけをすることで、適切な管理の継続
に繋げることが出来ます。
退院に以下のフォーマットに入院時の症状・退院時の血圧・体重・退院後の飲水制限の有無(以下、赤下線部分)
を入力し、お薬手帳に貼付します。
患者状態変化についてはトレーシングレポートを活用してご返答いただけると幸いです。
詳細は「トレーシングレポート(通常薬)」をご覧ください。