脳神経内科
診療科の特色
診療体制・診療方針
脳神経内科は2010年度に病床数6床からはじまり、2013年度以降は20床以上の入院病床で診療しています。2011年から日本神経学会教育施設の認定も受けています。
2025年4月より常勤医6名、専攻医2名で入院診療にあたっています。脳神経内科専門医が3名、日本臨床神経生理学会専門医1名という都内でも充実したスタッフによる診療体制で診療を行っています。
脳神経内科には、手足のしびれや運動障害、頭痛、めまい、歩行障害、物忘れなど多彩な症状を訴えて多くの方が来診されます。これらの症状が脳や脊髄、末梢神経、筋肉のどこの障害で起きているのかを見極めることが我々の仕事です。緻密な神経学的診察と、CT・MRI・電気生理学的検査・核医学検査などを駆使して的確に診断し、治療方針を決定するのが脳神経内科医の役目です。
脳梗塞超急性期や髄膜炎、脳炎、ギランバレー症候群などといった神経救急疾患のみならず、パーキンソン病などの神経変性疾患、多発性硬化症、視神経脊髄炎、重症筋無力症、アミロイドーシス、てんかんなど幅広い疾患に対応しています。
脳神経外科や整形外科、循環器内科、眼科など複数の科と連携し、診断・治療を行っています。
2025年4月より常勤医6名、専攻医2名で入院診療にあたっています。脳神経内科専門医が3名、日本臨床神経生理学会専門医1名という都内でも充実したスタッフによる診療体制で診療を行っています。
脳神経内科には、手足のしびれや運動障害、頭痛、めまい、歩行障害、物忘れなど多彩な症状を訴えて多くの方が来診されます。これらの症状が脳や脊髄、末梢神経、筋肉のどこの障害で起きているのかを見極めることが我々の仕事です。緻密な神経学的診察と、CT・MRI・電気生理学的検査・核医学検査などを駆使して的確に診断し、治療方針を決定するのが脳神経内科医の役目です。
脳梗塞超急性期や髄膜炎、脳炎、ギランバレー症候群などといった神経救急疾患のみならず、パーキンソン病などの神経変性疾患、多発性硬化症、視神経脊髄炎、重症筋無力症、アミロイドーシス、てんかんなど幅広い疾患に対応しています。
脳神経外科や整形外科、循環器内科、眼科など複数の科と連携し、診断・治療を行っています。
充実した検査体制
MRI、CT、核医学検査等など画像診断機器も充実しており、迅速な診断体制を整えています。2台のMRIがあり、救急患者に即日撮影可能です。心臓や頸動脈の超音波検査も必要に応じて即日検査しています。脳血管障害の原因やリスク判定、治療方針の決定が迅速に行えます。
SPECTによる脳血流の評価のみならず、DaT scanやMIBG心筋シンチになどを実施しパーキンソン病やレビー小体病をはじめとする神経変性疾患の診断に役立てています。
日本臨床神経生理学会専門医が常勤しており、神経伝導速度検査や筋電図検査などの電気生理学的検査が充実しております。神経生検・筋生検も適宜に行い、診断・治療にあたっています。
SPECTによる脳血流の評価のみならず、DaT scanやMIBG心筋シンチになどを実施しパーキンソン病やレビー小体病をはじめとする神経変性疾患の診断に役立てています。
日本臨床神経生理学会専門医が常勤しており、神経伝導速度検査や筋電図検査などの電気生理学的検査が充実しております。神経生検・筋生検も適宜に行い、診断・治療にあたっています。
救急体制の充実
東京都脳卒中急性医療機関Sに認定されました超急性期脳梗塞に対し、t-PAに加え、脳外科による血栓回収術をはじめとした血管内治療など、最善の治療法を提供しています。てんかん・髄膜炎・脳炎・ギランバレー症候群・重症筋無力症など様々な神経救急疾患に対しても最新の治療を提供しています。
リハビリテーションの充実
脳神経内科では、脳卒中に限らず、廃用防止、合併症の防止、社会復帰のためにリハビリテ-ションが不可欠です。入院早期からリハビリテ-ションを行い、チーム医療に基づいた充実したリハビリテーションを提供しています。
脳梗塞の方や嚥下機能の低下した患者さんに、入院早期から言語聴覚士による介入を行い、必要に応じて嚥下造影検査を実施しています。
脳梗塞の方や嚥下機能の低下した患者さんに、入院早期から言語聴覚士による介入を行い、必要に応じて嚥下造影検査を実施しています。
得意とする診療
- 脳神経内科疾患全般
- 脳梗塞を含む脳血管障害
- パーキンソン病
- 片頭痛を含む頭痛
- 多系統萎縮症
- 筋炎
- 末梢神経疾患
- ギラン・バレー症候群
- 重症筋無力症
- 多発性硬化症
- 視神経脊髄炎
- 運動ニューロン病
こんな症状取り扱います
- 頭痛・めまい・ふらつきなど、
- 物が二重に見える。
- 手足のシビレ、手足に力が入らない。
- 手がふるえる。
- 歩き難い、転びやすい、歩くのが遅くなった。
- 喋りにくい、言葉が出にくい。
患者さまへ
脳神経内科の診察は一般的に時間がかかり、予約で来ていただいた場合でもお待ちいただく場合もありますのでご了解ください。
診療実績(2020年度~2024年度) ※主な疾患別入院患者数(人)
疾患分類(神経学会基準) | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
脳血管障害 | 15 | 4 | 20 | 2 | 1 |
脳血管障害 (7日以内の急性期) |
148 | 187 | 207 | 213 | 219 |
神経変性疾患 | |||||
筋萎縮性側索硬化症 | 16 | 4 | 7 | 13 | 7 |
パーキンソン病 | 38 | 28 | 60 | 38 | 67 |
他のパーキソニズム (PSP,CBDなど) |
2 | 0 | 3 | 0 | 0 |
多系統萎縮症 (SDS,OPCA,SNDなど) |
2 | 4 | 2 | 4 | 4 |
脊髄小脳変性症 (多系統萎縮症を除く) |
5 | 1 | 1 | 2 | 5 |
不随運動疾患 (舞踏病、振戦など) |
2 | 1 | 0 | 6 | 1 |
その他の変性疾患 | 1 | 1 | 6 | 0 | 0 |
認知症性疾患 | |||||
アルツハイマー病 | 2 | 1 | 2 | 1 | 3 |
血管性認知症 | 0 | 0 | 5 | 3 | 3 |
その他の認知症性疾患 | 1 | 3 | 1 | 1 | 5 |
免疫関連性中枢神経疾患 (MS,脊髄炎,ベーチェット病など) |
40 | 4 | 4 | 5 | 13 |
末梢神経疾患 (GBS,CIDP,CMTなど) |
9 | 9 | 4 | 19 | 35 |
筋疾患 (筋炎、皮膚筋炎、ジストロフィーなど) |
5 | 6 | 13 | 10 | 4 |
神経感染症(脳炎、髄膜炎など)、脳症 | 6 | 23 | 8 | 23 | 18 |
てんかん(原発性、症候性) | 19 | 27 | 29 | 28 | 29 |
腫瘍 | 0 | 2 | 4 | 7 | 7 |
中毒性神経疾患 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 |
内科疾患、代謝性疾患に伴う神経障害 | 36 | 21 | 28 | 48 | 36 |
その他 | 21 | 111 | 198 | 261 | 238 |
総数 | 368 | 437 | 603 | 687 | 695 |