栄養課
理念
病状に適した栄養・治療食の提供と、チームアプローチで行う栄養サポート、栄養食事指導(栄養相談)をとおして患者さまに寄り添い、治療と生活を支援します。
方針
栄養課では、入院・通院患者さまへ、管理栄養士が病状に適した栄養療法の提案、治療食の提供、栄養食事指導(相談)をとおして継続的な栄養サポートを行い、地域でより健やかにお過ごしいただけるような体制を目指しています。
管理栄養士は、各種研究会や学会への参加をとおして、医療専門職としての資質向上に努めています。当院スタッフの取得している認定資格は以下のとおりです。
管理栄養士は、各種研究会や学会への参加をとおして、医療専門職としての資質向上に努めています。当院スタッフの取得している認定資格は以下のとおりです。
- 日本臨床栄養代謝学会認定 栄養サポートチーム(NST)専門療法士
- 日本病態栄養学会認定 病態栄養認定管理栄養士
- 日本病態栄養学会・日本栄養士会認定 がん病態栄養専門管理栄養士
- 日本糖尿病療養指導士
- 人間ドッグ検診情報管理指導士
- 日本栄養経営実践協会認定 栄養経営士
業務内容
患者さまの病状に適した栄養療法、治療食の提案・提供を行い、栄養状態の改善をとおして治療を支えます
- 患者さまの病状や栄養状態、摂食・嚥下機能に適した治療食を提案、提供しています。
- 給食委託会社のスタッフの協力のもと提供している治療食の種類は、70種類以上になります。
- 入院中の治療食にも楽しみを味わっていただけるように、毎月1回・季節の行事食を、カードを添えて提供しています。
- ご出産で入院の患者さまには、「お祝い膳」の提供をいたします。(令和4年・2月より開始予定)
- なるべく口から食べ、からだの免疫装置でもある腸を使い、栄養状態の改善が図れるように、治療食の食形態・内容の充実を行っています。
- 経口栄養補助剤(ONS)も各種・各形態を準備し、効果的に取り入れられるように提供の工夫をしています。
- 食物アレルギーをお持ちの方や、食欲が優れない方など、入院中の食事にご不安のある方には、管理栄養士が直接ご相談と食事内容調整を行い、栄養状態を整えながら治療に臨んでいただけるように努めています。
嚥下段階一覧
季節の行事食とカード
出産「お祝い膳」
栄養状態が低下した患者さまへ、多職種チームで栄養サポートを行い、栄養改善によって治療と回復の底上げをはかります
- 入院時に患者さんのベットサイドに訪問し、カルテからの情報と合わせ、実際のからだの変化や病状の影響を踏まえた上で、栄養状態のアセスメント・評価を行います。
- 食事量の大きな低下や体重減少、摂食・嚥下障害などがみられ、栄養食事摂取に問題が生じている場合には、個別に栄養内容や食事形態、食事内容の調整等のケアを行い、関連する職種と協働して継続的にチームアプローチによる栄養サポートを行います。
- 管理栄養士が参加している多職種チーム(チーム医療)は以下のとおりです。
・栄養サポートチーム(NST)
・NST摂食
・嚥下チーム
・糖尿病チーム
・緩和ケアチーム
・褥瘡対策チーム
・認知症ケアチーム - 院外においても地域の医療・福祉施設の管理栄養士や他関係職種との連携に努めています。(品川・太田医療福祉栄養士の会、東京都栄養士会に参画)。患者さんの退院時に栄養情報提供書を作成し、摂食・嚥下障害や低栄養状態のある患者さんの食形態や栄養投与方法などを伝達・共有し、地域の中で栄養療法が安全に継続できることを目標に活動を行っています。
入院中から退院後、外来通院時まで、栄養状態の維持改善、栄養療法(食事療法)を継続し、地域で健やかにお過ごしいただけるように栄養食事指導(栄養相談)をとおしてサポートします
- 栄養食事指導(栄養相談)は、入院中はもちろん退院後、外来通院時にも、継続して受けていただけます。通院時には診療日時にあわせて相談を行えるように努めています。
- 糖尿病、高血圧症、腎臓病、心臓病、肝臓病などの他、消化管の手術後、摂食嚥下障害、がん化学療法中の食欲低下時、食物アレルギーや離乳食の相談など、栄養と食事に関するあらゆる相談を行っています。
- ご家族など患者さんの食生活にかかわる方々にも、ご一緒に指導を受けていただけます。病状や生活スタイルなどを考慮し、一歩ずつ改善へ向かえるように、患者さま個々のペースを大切に、実行しやすくわかりやすい説明指導を心がけています。
- 栄養食事指導(栄養相談)には担当医師の指示が必要となります。ご希望の方は担当医師までお申し出ください。
■栄養相談(個別・栄養食事指導)
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