ロボット支援下人工股関節置換術
人工関節ってどんな手術?
人工関節手術とは、痛みや変形の原因となった関節の傷んだ部分を、金属やプラスチックの人工のコンポーネント(インプラント)に置き換える手術です。
現代の人工関節手術は技術が進み、多くの患者さんが術翌日から歩行訓練を開始できるほど回復が早くなっています。
現代の人工関節手術は技術が進み、多くの患者さんが術翌日から歩行訓練を開始できるほど回復が早くなっています。
ロボット支援手術「MAKO」とは?

MAKO(メイコー)システムとは、米国Stryker社が開発した世界最先端の整形外科ロボット支援システムです。人工関節置換術において世界150万件以上の実績を持ちます。
術前にCTを用いて患者さんの骨格や関節形態を3次元で解析。コンピューター上でインプラントのサイズ・位置・角度を設計し、最適な計画を作成します。 その計画に沿ってコンピューター支援を受けながら整形外科医がロボティックアームを操作するため、より精密かつ正確な手術が可能となります。
術前にCTを用いて患者さんの骨格や関節形態を3次元で解析。コンピューター上でインプラントのサイズ・位置・角度を設計し、最適な計画を作成します。 その計画に沿ってコンピューター支援を受けながら整形外科医がロボティックアームを操作するため、より精密かつ正確な手術が可能となります。
ロボット支援手術の対象
| 対象となる症状・疾患 | |
|---|---|
| 人工股関節全置換術 | 変形性股関節症・大腿骨頭壊死・関節リウマチ・大腿骨頚部骨折他 |
| 人工膝関節全置換術 | 変形性膝関節症・関節リウマチ・膝の痛み・歩行障害他 |
| 人工膝関節部分置換術 | 内側型変形性膝関節症・大腿骨顆部壊死他 |
ロボット支援手術のメリット
- 高精度なインプラント設置 CTデータをもとにした精密な術前計画により、ミリ単位の精度で、その方に合った理想的な位置に人工関節を設置できます。
- 軟部組織・骨の温存 計画外の動作をシステムが制御するため、周囲の筋肉・靭帯・骨へのダメージを最小限に抑えます。
- 再現性の高い手術 術前の計画通りに手術が進むため、安定した精度を実現します。
- 早期回復が期待できる 低侵襲・高精度な手術により、術翌日からの歩行訓練や早期退院・社会復帰が期待できます。
- 保険診療で受けられる 股関節・膝関節ともに健康保険が適用。高額療養費制度も利用できます。
相談から退院までの流れ

よくあるご質問
Q.ロボットが自動で手術するのですか?
いいえ。当院が導入しているロボット支援手術「MAKO」は、整形外科医がロボットアームを操作しながら行う手術支援システムです。すべての判断・操作は医師が行い、ロボットは精度を高める「道具」として機能します。
Q.手術が怖いです。麻酔や痛みは大丈夫?
手術中は麻酔科医が管理する麻酔を行うため、痛みはありません。術後の痛みも現代の疼痛管理で十分にコントロールできます。
Q.高齢でも手術を受けられますか?
70〜80代の患者さんも多く手術を受けています。年齢だけで判断せず、術前に心臓・肺・全身状態を詳しく評価した上で、麻酔科・内科と連携して安全な計画を立てます。
Q.入院期間はどのくらいですか?
一般的に2〜3週間程度です。ロボット支援手術「MAKO」は体への負担が少ないため術翌日から歩行訓練を開始でき、早期退院が期待できます。回復後はかかりつけ医と連携してフォローします。なお、入院リハビリを続けたい場合はリハビリ病院への転院対応も行っています。