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診療科・部門

レントゲンのご紹介


放射線検査のご案内

近年、一部の検査ではX線被ばくが増加する傾向にあります。これは、機器の性能が向上し 、診断性能を高めることが可能になったこと、血管内治療などを行う機会が多くなったことによります。このような状況の中で私たち放射線技師は、必要最小限の被ばく線量となるように努めております。
検査内容や方法、その他放射線に関してのことで不安、疑問がありましたら気軽に声をかけてください。
また乳腺撮影、乳腺MRIなどの検査では患者様のご希望により女性技師の対応が可能です。

理念

安全に安心して検査を受けていただく環境を作り、より多くの情報の提供に心がけます。

方針

知識と技術の向上に努め、質の高い医用画像を提供します。
装置の保守、点検を行い性能の維持と安全な検査を実施します。
医療被曝の低減に努めます。

一般撮影

いわゆるレントゲン写真、単純撮影とも言います。身体を透過したX線を画像にします。現在は撮影画像がデジタル化され、画像処理が容易になり、撮影効率も向上し待ち時間も短縮しています。

胸部X線写真

手部X線写真

一般撮影で分かること

胸部撮影で、肺の病変や心臓の形・大きさ、胃に穴が開いたときの遊離したガスの観察、骨撮影では骨折の有無その他身体すべての部位の情報が得られます。

検査する際の注意事項

診断に妨げとなるボタン・金具類は撮影時、身体からはずしてもらいます。また、目的によりいろいろな角度・体位の撮影が必要になりますので、撮影の際につらい姿勢をお願いすることがあります。

CT

身体を透過したX線をコンピュータで計算して身体の断面を撮影します。患者さんの負担が少ない検査です。

胸腹部CT

心臓CT

頚部血管CT

CTで分かること

通常のX線撮影では判断できない臓器の形状や内部の様子、周辺の組織との関係を調べることができます。また骨や、血管の3次元画像や任意の断面を作成し観察できます。

撮影する際の注意事項

  • 衣服、身体についている金属類は画像に影響を及ぼしますので外していただきます。
  • 撮影時に10秒から30秒程度の息止めをしていただく場合があります。
  • 検査の目的により造影剤を使用する場合は、アレルギーの有無の確認や、食事制限をすることがあります。

MRI

身体を強力な磁場の装置の中に入れ、特殊な電波を加えると、身体から微弱な電波が発生します。それを受信してコンピューターで処理し、画像にする装置です。観察したい断面を任意に表現することが可能です。

頭部MRI

頭部血管MRI

頚椎MRI

MRIで分かること

脳幹部から脊髄、軟部組織の診断に適しており、また深部の太い血管の状態がわかります。初期の脳梗塞の診断には欠かせない検査です。

撮影する際の注意事項

  • 金属類の持ち込みはできません。ペースメーカーや補聴器などの磁場の中で影響のあるものを使用している人は検査に際し制限されます。
  • 検査中は円筒形の装置の中に身体が入りますので狭い空間が苦手な方は担当技師にご相談ください。
  • 検査中はかなり大きな音がしますが、体の動きが画像に大きく影響しますので体を動かさないようにお願いします。

ラジオアイソトープ(RI)

ガンマ線を放出する薬品を静脈から注入して、全身もしくは目的とする臓器の画像を撮影します。放射線被曝も微量です。

全身骨RI

脳RI

ラジオアイソトープ検査でわかること

身体の特定の部位や病巣から放出されるガンマ線を専用のカメラで撮影し、その分布や、機能を画像にして異常の有無を診断します。

検査する際の注意事項

体内に注入した放射性物質は胃や腸の中に溜まっている食べたものや、膀胱内の尿に集まってしまい正確な診断ができないことがあります。そのため、食事制限をしたり検査前に排尿が必要な場合があります。

血管造影検査

手首や足の付け根などの身体の表面近くの太い血管からカテーテルという細い管を目的部位まで進め、造影剤を注入してその部分だけの血管を撮影します。目的部位まで進めたカテーテルを利用して詰まっている血管を広げたり、血管を閉じて病巣に血液が流れないようにしたり、血管を閉塞させている血栓を回収したりといった様々なことができます。当院では主に心臓の血管を検査する装置と、頭部や腹部などの血管を検査する装置が1台ずつ稼動しています。

2D Perfusion

3D Angiograph

Angiography

血管造影検査で分かること

目的部位の血管の形や血液の流れ方・集まり方を鮮明に写し出し,病巣の種類や広がり方がわかります。また、血管内の治療を行なう事ができます。

検査する際の注意事項

検査、治療の時間が長くなり長時間検査の台に寝て頂くことがあります。太い血管に穴を開けて検査をする場合、完全に止血を確認するまで体を動かすことができません。

乳腺撮影

乳腺撮影

マンモグラフィ検査とも言います。乳房を圧迫して撮影することで、触診では分からない小さなしこりや早期の腫瘤、微細な石灰化などを描出することができ、病変の診断に役立ちます。また、必要に応じてトモシンセシス機能を活用することで、乳腺構造の重なりにより発見が難しかった病変の観察も容易になりました。

乳腺撮影で分かること

乳房を圧迫板で圧迫し乳腺構造の重なりを分離することで、乳腺の形態、石灰化、腫瘤などが評価できます。圧迫は乳房全体を十分に観察するために必要不可欠であり、また乳房を薄く広げて撮影することは被曝低減にもつながります。

撮影の際の注意事項

  • 妊娠中または妊娠の可能性のある方、および授乳中の方はお申し出ください。
  • 安全な検査のため、ペースメーカー挿入、豊胸手術、乳がん手術の経験など、いくつか質問をさせていただきます。
  • 圧迫による痛みには個人差がありますので、無理のない範囲内で最大限の圧迫を心がけています。

乳腺撮影

マンモグラフィー乾燥

マンモグラフィ検診施設画像認定

2020年9月に「マンモグラフィ検診施設画像認定」を取得しました。マンモグラフィ検診施設画像認定とは日本乳がん検診精度管理中央機構が、マンモグラフィ検診の精度を高め、それを維持するために装置や撮影された写真、撮影時のX線線量などを評価し、検診に必要とされる基準を全て満たした施設を認定施設とするものです。

透視検査

バリウムを使用した胃や大腸の検査が一般的に知られていますが、その他にも、消化管から腹部領域、呼吸器、整形分野などさまざまな領域で各専門医師が検査・治療をおこなっています。

胃透視検査

大腸透視検査

撮影の際の注意事項

透視検査は多くの種類があります。食事の制限や検査時間の長さ、検査する際の注意事項もそれぞれ異なりますので、各検査の予約時に十分に説明いたします。

トモシンセシス

X線撮影にデジタル画像処理と再構成を融合させ、高精細で立体的な断層画像を撮影します。被ばく線量はCTの10分の1程度です。

股関節断層写真

鎖骨断層写真

トモシンセシスで分かること

手術後の患者様などでも金属性のノイズが少なく金属プレートや人工関節周囲の様子を明瞭に抽出します、またギプスの影響を受けずに骨を観察することもできます。
全ての検査に共通していますが、機器の精度や技術の向上で検査に際する被曝線量は、以前と比べて大幅に軽減されていますから安心して検査を受けてください。検査内容や方法、その他お分かりにならならないことがありましたら、いつでもお問い合わせください。
胸腹部・手や足の骨のX線写真の一般撮影、骨密度測定検査、乳腺撮影、血管造影検査(主に頭部・心臓・腹部)、X線TV透視検査、CT、MRI、核医学の各検査を、24名の診療放射線技師がローテーションを組んで担当しています。
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