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診療科・部門

消化器内科トピックス



1.10月からIBD外来が始まりました

炎症性腸疾患(IBD)診療で有名な大船中央病院などで研鑽を積まれた鹿野島健二先生(現新百合ヶ丘病院消化器内科医長)によるIBD診療が開始されました(毎月第4金曜)。潰瘍性大腸炎、クローン病といった難病に対する内科的治療は、ベースとなる5ASA製剤から、中等症以上でのステロイド、近年では生物学的製剤、JAK阻害薬も多数発売されその使い分けには専門的知識が欠かせません。これまでも標準的なIBD診療は行ってきましたが、これからは専門家の意見を積極的に取り入れつつ地域のIBD診療を担っていけるようにしたいと思います。

2.2024年度前半 英語論文報告~Gutで共著者に~

英文投稿には日頃より力を入れておりますが、本年度前半で、筆頭著者では以下の2本、共著者では6本Acceptされました。この中で特筆すべきは当科の千葉が参加する国際共同研究の論文がGut(impact factor:23.06)に掲載されました。本論文はNTT東日本関東病院の大圃研先生をリーダーとする内視鏡的全層縫合器の新規開発に関する動物実験をまとめたものとなります。

参考:Shnell M, Scapa E, Matteo MV, Chiba H, Minato Y, Moons LMG, Bove V, Sullivan S, Ohata K, Boskoski I. Animal experiments of a new through-the-scope full-thickness endoscopic suturing device Gut. 2024 Aug 7

筆頭著者論文
① Chiba H, Ohata K, Hayashi A, Ebisawa Y, Kobayashi M, Arimoto J, Kuwabara H, Minato Y, Nakaoka M.Outcomes in colorectal endoscopic submucosal dissection for large protruded lesions: A retrospective multicenter study. Endosc Int Open. 2024 Jun 6;12(6):E757-E763.

② Chiba H, Ohata K, Ashikari K, Tachikawa J, Okada N, Hayashi A, Ebisawa Y, Kobayashi M, Arimoto J, Kuwabara H, Nakaoka M.Effectiveness of Strategy-Focused Training in Colorectal Endoscopic Submucosal Dissection: A Retrospective Observational Study. Dig Dis Sci. 2024 Jul;69(7):2370-2380

3.2024年度前半 学会報告~UEGWでNational Scholar Award受賞~

本年度も国内外での学会発表に力を入れております。5月には品川で行われた日本消化器内視鏡学会総会にも参加しランチョンセミナー発表を含めて6題の発表をしてきました。また10月にはオーストリアで開催されたUEGWでも2題発表しました。中でも海老澤が大きな会場で英語でPresentationを行い、当科のデータから大腸T1癌に対するESDで垂直断端陽性となるリスク因子の検討を発表してきました。そこでなんと国ごとに最も高い得点を獲得したabstractの1名のみが選出される大変栄誉ある賞“National Scholar Award”を頂くことができました。日常診療のみならず臨床研究にも更に磨きをかけていきたいと思います。
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