消化管領域
患者さんへ
消化管疾患全般において以下のような症状の方に対し、内視鏡を用いた診療を積極的に行っています。
食道 | 食後につかえる感じや違和感がある、飲酒が多い(特に飲んだ後に顔が赤くなる人)、喫煙者、咽頭・喉頭・口腔がんの既往 |
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胃 | 胃の症状(胃痛・不快感など)、ピロリ菌陽性、内視鏡で以前に慢性胃炎と言われた方、胃がんの家族歴、バリウム検査で陽性 |
大腸 | 便の潜血検査が一回でも陽性、大腸ポリープを切除したことがある、大腸がんの家族歴 |
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胃カメラは苦手、という方へ
鎮静剤という点滴をしてウトウトしながら安全に楽に検査を受けていただけるように心掛けています。検査後1時間程ベッドでお休みいただき、帰宅することができます。希望される方は外来時・または検査前にスタッフへお申し出ください。
対象疾患
1. 幅広い領域をカバーしています。
当科が消化管領域として扱うのは、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍や急性腸炎といった日常診療でよく遭遇する疾患から、原因不明の消化管出血に対するアプローチ(小腸カプセル内視鏡、小腸内視鏡)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、進行癌の化学療法やステント治療といった専門知識・技量が求められる領域まで幅広く網羅しています。
2. 当科の特徴は癌の早期発見、早期治療です。
内視鏡を用いた病変の診断、がんの早期発見、低侵襲治療(ESD:内視鏡的粘膜下層剥離術)を得意としています。早期がんの内視鏡診断困難例や治療困難例に対してはセカンドオピニオン外来を設置しています。詳細は、セカンドオピニオンの項目をご参照ください。
内視鏡診療について
特徴
- 最新の内視鏡システム
- 苦痛の少ない内視鏡検査・治療(内視鏡教育・鎮静剤併用など)
- 内視鏡による病変の早期発見・早期治療(大腸Cold polypectomyなど)
- 早期がんの発見と低侵襲内視鏡治療(特に消化管がんに対するESD)
- 粘膜下腫瘍の診療と治療
- 小腸疾患(原因不明消化管出血)の診療
研究・論文について
消化管領域に関する実績となります。
国内外とわず、学会や研究会への業績の報告を積極的に行い、当科で行っている診療を客観的に評価してもらい更に良質な医療を提供できるように努めています。
最終的には主に海外の英文雑誌へ報告・論文にすることを目標としています。
国内外とわず、学会や研究会への業績の報告を積極的に行い、当科で行っている診療を客観的に評価してもらい更に良質な医療を提供できるように努めています。
最終的には主に海外の英文雑誌へ報告・論文にすることを目標としています。