泌尿器科のロボット手術
ロボット支援下前立腺全摘術
2024年4月より手術支援型ロボット(ダビンチXi)を導入し、前立腺がんに対するロボット支援下前立腺全摘術を開始しました。
開始にあたっては、東京医科歯科大学(現東京科学大学)泌尿器科をはじめとする、同門の病院からの協力を得て新技術導入に踏み切りました。ロボット手術ならではの良好な視野のもと、多関節鉗子による施術正確性と安定性は期待以上で、初症例から輸血不要、骨盤構造物の温存・再建・補強による尿禁制の維持、がんの良好なコントロール、が可能となりました。体への負担が少なく術後の回復も早いため、高齢のみを理由に適応から除外するようなことはせず、前立腺がんの性質やご本人のPerformance status(全身状態)を見たうえで、手術適応を広めにとるようにしています。また、がん制御との相談にはなりますが、勃起機能に関係する神経を温存する術式も積極的に取り入れています。
開始にあたっては、東京医科歯科大学(現東京科学大学)泌尿器科をはじめとする、同門の病院からの協力を得て新技術導入に踏み切りました。ロボット手術ならではの良好な視野のもと、多関節鉗子による施術正確性と安定性は期待以上で、初症例から輸血不要、骨盤構造物の温存・再建・補強による尿禁制の維持、がんの良好なコントロール、が可能となりました。体への負担が少なく術後の回復も早いため、高齢のみを理由に適応から除外するようなことはせず、前立腺がんの性質やご本人のPerformance status(全身状態)を見たうえで、手術適応を広めにとるようにしています。また、がん制御との相談にはなりますが、勃起機能に関係する神経を温存する術式も積極的に取り入れています。

ダヴィンチXiと泌尿器科ロボット手術チーム
(上段左より臨床工学士、泌尿器科部長・大塚、
下段左より看護師、泌尿器科部長・浅野)
骨盤臓器脱
骨盤臓器脱に対して、リングや体操等の保存的治療では効果不十分な症例には手術療法を選択します。現在当院では、伝統的な膣式子宮全摘+前後膣壁縫縮術等のNative Tissue Repair(NTR)、および下垂した臓器を膣から挿入したメッシュで支えて治療する、Tension-free Vaginal Mesh(TVM)手術を施行しています。
手術精度が高く、長期治療成績が良い術式である、ロボット支援下仙骨膣固定術(Robot-assisted sacrocolpopexy, RASC)も4月より開始しております。
なお、直腸脱に関しましては、外科(下部消化管外科)において対応しております。
手術精度が高く、長期治療成績が良い術式である、ロボット支援下仙骨膣固定術(Robot-assisted sacrocolpopexy, RASC)も4月より開始しております。
なお、直腸脱に関しましては、外科(下部消化管外科)において対応しております。
ロボット支援下仙骨膣固定術
2025年7月より、ロボット支援下仙骨膣固定術を開始しました。
この術式は、緩んで出てきた膣壁や膀胱、子宮、直腸などの臓器をメッシュで持ち上げ、そのメッシュを仙骨に固定する、というものです。もともとは開腹で行われていましたが、手術の低侵襲化をめざし腹腔鏡下で行われるようになり、手術用ロボットの登場で手術の難易度をさげることが可能になりました。
膣からメッシュを入れて脱出した臓器を支える手術と違い、見えない部分での操作が極限まで下げられるので安全性が高いだけではなく、臓器がしっかり持ち上げられる、再発が少ない、術後の膣のツッパリ感が少ない、と評価を得ています。
この術式は、緩んで出てきた膣壁や膀胱、子宮、直腸などの臓器をメッシュで持ち上げ、そのメッシュを仙骨に固定する、というものです。もともとは開腹で行われていましたが、手術の低侵襲化をめざし腹腔鏡下で行われるようになり、手術用ロボットの登場で手術の難易度をさげることが可能になりました。
膣からメッシュを入れて脱出した臓器を支える手術と違い、見えない部分での操作が極限まで下げられるので安全性が高いだけではなく、臓器がしっかり持ち上げられる、再発が少ない、術後の膣のツッパリ感が少ない、と評価を得ています。