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診療科・部門

看護の専門性


当院では、看護の専門性を深め看護職としてのキャリアアップを図るため、大学院での学びや認定看護師を目指す方を応援し、修了者と共に看護を追求しています。
■当院大学院修士課程修了者の専門分野
看護管理学、がん看護学、看護教育学、成人看護学、リプロダクティブヘルス、小児看護学

認定看護管理者・専門看護師・認定看護師

専門看護師・認定看護師の分野と人数

専門分野 人数
認定看護管理者 4名
がん看護専門看護師 3名
慢性疾患看護専門看護師 2名
小児看護専門看護師 1名
皮膚排泄ケア認定看護師 1名
緩和ケア認定看護師 1名
感染管理認定看護師 1名
手術看護認定看護師 1名
がん化学療法看護認定看護師 2名
集中ケア認定看護師 1名
認知症看護認定看護師 1名
透析看護認定看護師 1名
脳卒中リハビリテーション認定看護師  1名
特定行為看護師(創傷管理関連) 1名

専門認定看護師の活動

がん看護専門看護師

がん医療は、がんと告知されたときから手術や化学療法などの治療の選択、治療に関する副作用症状、病状の進行に伴う症状の緩和、療養に関することなど、様々な課題があります。がん看護専門看護師は、そのような患者さんやご家族がより善い選択ができるよう支援したり、より善い時間を過ごせるよう様々な調整やサポートを行います。主な活動として、がん患者さんやご家族への直接ケアを行ったり、看護師からの相談に応じたり、がん診療に関わる多くの診療科の医師やがんに関連した認定看護師、看護師、薬剤師、栄養士、リハビリスタッフ、MSWなど他職種と協働し、チームでがん患者さんやご家族を支える体制づくりを行っています。

慢性疾患看護専門看護師

慢性病と共に生きる患者さんは、日常生活の中で我慢を強いられたり、多くのものを失ったり、諦めたり、孤独を感じたり、様々な苦悩を抱えています。またその患者さんを支えるご家族も、多くの困難や葛藤を抱えています。先の見えない不安の中で、患者さんやご家族が病いとともに自分らしく生きていけるように、一緒に悩んだり考えたりしながらセルフケアできるように支援を行っています。また、患者さんを支えるためのチーム医療の推進やご家族・医療スタッフの相談・教育に取り組んでいます。

小児看護専門看護師

小児看護専門看護師は、あらゆる健康レベルにある子どもと家族に対し、最善の利益が守られ、子どもの成長・発達を見据えた看護を提供します。入院中の子どものきょうだいや、親や家族が病気という境遇にある子どもの支援も考えていきます。子どもや家族の力を引き出せるように、身近な存在として子どもへの分かりやすい説明を行い、育児相談の支援をしています。 また、地域や院内で子どもと家族に関わるスタッフが連携できるよう調整し、子どもと家族に寄り添い、質の高い看護を提供できるようにスタッフへの支援および教育に取り組んでいます。

緩和ケア認定看護師

緩和ケアはがんの診断期、治療期、社会復帰、再発、終末期のあらゆる時期の患者さんとご家族の苦痛の緩和を目的としています。主な活動として患者さんとご家族に対して疼痛を含む身体的精神的苦痛の緩和、療養場所の選択の支援、当院で手術をした患者さんを対象としたリンパ浮腫ケアを行っております。また、緩和ケアはチーム医療ですので、医師・薬剤師・栄養士・リハビリスタッフ等とチームを組んで、患者さん及びご家族の苦痛への対応と、病院職員への緩和ケアの知識と技術の普及をはかっています。2014年度からはがん患者さんが同じ病気の方と語り合える場として、「がん患者サロン」を開催しています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

皮膚・排泄ケアは、創傷・ストーマ・失禁に関連したスキンケアが中心です。創傷は、外傷・術後創・褥瘡などを医師と連携し、ケアをすすめています。中でも褥瘡は褥瘡対策委員会がラウンドを行い、ケアの充実を図っています。ストーマ(人工肛門・人工膀胱・腎瘻など)は、手術前から社会復帰後までの一連に関わり、入院・外来を通して患者さんの支援を行っています。失禁は社会生活に支障がないよう、オムツやパッドなどの調整をはかり、皮膚障害のケアを行っています。このように皮膚・排泄ケアは、予防段階から介入できるように専門的知識・技術の普及に努めています。

手術看護認定看護師

手術室の看護師は、医師に器械を手渡して、手術進行をサポートする器械出しと手術を受ける患者さんの安全・安楽の確保や心理面への援助を行う外回りの役割があります。手術を受ける患者さんは様々な期待と不安を抱いて手術にこられます。また多くの患者さんからは、「お任せします」と医療従事者に身を任せる言葉が聞かれます。そこで、手術を担当する看護師は術前訪問で面識を持ち、手術室入室後に患者さんが気持ちを表現しやすいように援助しています。 認定看護師の活動は手術中の看護実践を通した指導・相談が中心ですが、周術期看護を担う病棟看護師、コメディカルの方への手術見学研修も行っています。また麻酔科医師、薬剤師、臨床工学技士と連携した疼痛管理チームの活動を通して、周術期の患者さんに提供される治療や援助が、個々の患者さんに寄り添った質の高いものとなるように手術看護をお伝えしています。

がん化学療法看護認定看護師

がん化学療法治療を行う患者さんに対し、安全・確実・安楽な治療が受けられるよう、日々の看護実践を行っています。がん化学療法治療は、長期にわたり不安や副作用症状と向き合う治療です。そのため、患者さんの苦痛が最小限になるようにサポートし、精神面でのフォローやセルフケア指導が重要となります。また、日々新薬が開発されるがん化学療法薬は、安全な取り扱いに関しての知識や技術の普及が不可欠です。医師・薬剤師など他職種と連携をもち、勉強会・説明会などの企画・運営を行い、常に統一した看護ケアが行えるよう努めています。

集中ケア認定看護師

集中治療の対象は、重症疾患や急性期で不安定な状態にありICUやHCUでの管理が必要な患者さんとそのご家族です。看護師には病態変化を予測し重症化を回避するためのアセスメント能力や早期回復への援助のための専門技術、ご家族に対する精神面のフォローや意思決定への支援が求められます。主にICUやHCUを中心に、患者さんやご家族への看護実践やスタッフへの指導を行い、看護チームの専門知識や実践能力の向上を目指して活動しています。また呼吸ケアサポートチームとして医師、理学療法士、臨床工学技師と連携し、呼吸療法が必要な患者さんのQOLの向上やそこに携わるスタッフの教育に努めています。

認知症看護認定看護師

入院された認知症の患者さんが、安全に適切な医療を受けられるように看護実践を行っています。認知症の患者さんの残存機能に注目して、ADLが低下しないためのケアの提案を行い、認知機能に合わせたコミュニケーション方法をアセスメントし、認知症患者さんの意思を確認し、思いを尊重したケアを目指しています。看護師をはじめとする病院スタッフが認知症に関心を持ち、認知症患者さんのできることへ注目できるような教育を心がけています。 また、高齢者の入院で多く発症する、せん妄対策にも力を入れています。医師・薬剤師・社会福祉士・管理栄養士と認知症ケアチームを立ち上げ、多職種で認知症ケアに取り組んでいます。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師

慢性呼吸器疾患患者さんに対し、急性増悪の予防、生活者の視点にたったADL拡大、QOLの低下を最小限にすることを目指した呼吸リハビリテーション、セルフケア能力獲得のための指導を行います。息切れを持つ患者さんの苦痛を理解し、患者さんが病いと共にその人らしく生きていくことができるように、看護の視点で多職種と連携しながら患者さんとそのご家族を支えていきたいと考えております。また、急性期から慢性期と幅広い呼吸器疾患患者さんへ質の高い看護が提供できるようにスタッフ教育に取り組んでいます。

感染管理認定看護師

感染管理認定看護師には、患者さん・ご家族のみならず、医療従事者など病院内すべての人々を感染から守る役割があります。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務職員で構成された感染制御チームに所属し、病院における感染防止対策の実務を担当しています。院内感染やアウトブレイクが発生しないよう組織横断的に監視・情報収集を行い、適正な院内感染防止対策の立案、実施、評価や現場職員へ助言や支援を行っています。

感染制御実践看護師

患者さんやその家族、医療従事者など病院内にいるすべての人を「感染」から守るという目的のもと、ICT(感染制御チーム)メンバーと協力しながら感染制御に関する活動を行っています。また、各種サーベイランスの実施や地域の医療機関との連携なども行っています。
全職員が高い意識を持ち、感染対策を実施できるよう、各部署のラウンドや職員への教育・啓発活動などに取り組んでいます。

透析看護認定看護師

慢性腎臓病(CKD)は日本人の8人に1人が罹患している国民病です。進行予防のためにはかかりつけへの通院に加えて腎臓専門医を定期的に受診し、血圧や血糖のコントロールを行うことが大切です。また、腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)が必要になることが見込まれた場合は、患者さんや家族が十分に治療の必要性を理解し、価値観やライフスタイルに合った治療方法を適切に開始することも重要です。
当院では、患者さんや家族が活動的で充実した生活を送りながらCKDの治療も両立できるよう、保存期から維持透析患者さんまで、各CKDステージに合わせたエビデンスに基づく看護を実践することを目指しています。また、院内や院外の研修や勉強会を通じて、地域連携や看護師の教育にも貢献できるよう活動を行っています。

がん性疼痛看護認定看護師

がん患者さんの体験するつらさは、身体的なつらさだけでなく、こころや普段の生活にまで影響を及ぼします。がん性疼痛看護認定看護師は、がんの診断から終末期まで、患者さんやご家族のつらさを緩和しQOLを高められるように援助します。
 医師からの病状説明やこれからの療養について話し合う場に同席し、患者さんやご家族が医療者と十分に話し合い、その人にとって良い選択ができるよう支援します。
 また身体的なつらさを緩和する上で、薬物療法に使用する薬剤の薬理作用を理解し、適切に使用できるようにしていくことも重要な役割です。
 認定看護師自らが実践モデルとなって疼痛緩和に必要なケアを行い、患者さんやご家族に対して効果的な疼痛緩和が行えるよう、他の看護師に対しても情報提供し、質の高いケアを目指します。

その他学会認定の看護師、療法士等

専門分野 人数
慢性呼吸器疾患看護認定看護師 1名
感染制御実践看護師 1名
糖尿病療養指導士 2名
腎臓病療養指導士 2名
心不全療養指導士 5名
3学会合同呼吸療法認定士 3名
消化器内視鏡学会消化器内視鏡技師資格取得看護師 4名
日本腹膜透析医学会指導看護師 2名
日本医療リンパドレナージ協会中級修了看護師 1名
インターベーションエキスパートナース 1名
介護支援専門員 1名
日本赤十字社救急法指導員 18名
日本赤十字社幼児安全法指導員 3名
日本赤十字社健康生活支援講習指導員 8名
日本赤十字社こころのケア指導員 4名

リソースナース会

月1回、各分野の専門・認定看護師らが集まり、活動内容の報告を行い、共同して院内外への研修会の企画・運営を行っています。

リソースナースによる研修

良質の看護ケアが提供できるように、リソースナース会(専門看護師、認定看護師等)として、院外の看護職、コメディカルに向けた研修を年間を通して実施しております。
ご興味があれば、看護学生の方々も参加できます。ご参加ご希望の方は下記の連絡先迄お申込みください。

※現在研修会を中止しておりますが、開催日程が決まりましたらお知らせいたします。
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